ダブルベッド用の高品質な掛け布団や羽毛布団は、決して安い買い物ではありません。だからこそ「一度買ったら10年、15年と最高の状態で長く使い続けたい」と誰もが願うものです。ベッドや寝具の販売に18年間携わる中で、数多くの寝具の経年変化を見てきましたが、日頃のちょっとしたお手入れや定期的なメンテナンスの有無によって、掛け布団の寿命は2倍以上変わってきます。ダブルベッド用掛け布団のフカフカ感と保温力を長期間キープするための、プロ直伝のお手入れノウハウを余すことなくお伝えします。
日常のケア:叩くのはNG!正しい陰干しと空気の入れ替え方法
多くの方がやってしまいがちな誤ったお手入れが「布団干しの時に布団叩きで強く叩く」ことです。掛け布団を強く叩くと、内部の羽毛の小羽(ファイバー)や中綿の繊維がちぎれて傷み、かさ高(ボリューム)が減ってしまう原因になります。正しいお手入れは、週に1〜2回、風通しの良い日陰で「陰干し」をすることです。干すのが難しい場合は、室内で布団乾燥機を使用するか、ベッドの上で温風をあてるだけで十分です。干した後に布団の両端を持って優しく空気を含ませるように振ることで、内部の羽毛が均一に広がり、ふんわり感が蘇ります。
定期ケア:シーズン終わりの正しいクリーニングと保管方法
春から夏にかけてダブル掛け布団を仕舞う際の「シーズン終わりのケア」も寿命を左右します。ワンシーズン使用した布団には、目に見えない汗成分や皮脂が蓄積しているため、そのまま放置するとダニやカビ、嫌なニオイの原因になります。2〜3年に一度は専門の布団クリーニング(丸洗い)に出すことをおすすめします。保管する際は、ビニール袋などの通気性の悪い袋は避け、不織布などの通気性のある専用ケースに収納してください。また、過度に圧縮しすぎると羽毛や中綿の復元力が低下するため、適度なボリュームを保った状態で保管するのがポイントです。
寿命が来たら考える「羽毛布団のリフォーム(打ち直し)」という選択
5年〜10年と長年使い続けたダブル羽毛布団は、「羽毛が偏ってきた」「ボリュームが減って寒く感じる」「側生地が汚れてきた」といった変化が現れます。ここで買い替えを考える前にぜひ知っていただきたいのが「羽毛布団のリフォーム(打ち直し)」です。専門業者に依頼することで、内部の羽毛を綺麗に洗浄・除塵し、減った羽毛を補充した上で新しい側生地に仕立て直してくれます。購入時の半額程度の費用で新品同様のフカフカ感が蘇るため、思い入れのあるダブル掛け布団を末永く愛用するためのエコでスマートな選択肢です。